Thinking Forest / communication design / 東京大学

東京大学キャンパス内、情報学環の新校舎「福武ホール」建設現場のデザイン。情報学環という様々な学問分野から構成される知の体系を、視覚化することを意図した。
デザインとして、学環・学府所属の全員から広く募集した約800の研究キーワードと、ゆるやかに有機的に連携する情報学環の知のありようを植物が繁茂する森の生態系のイメージとしてとらえたものとし、また学生・教員は自らの分身の動物を、一般の方は花や実を、森の中に自由に配

置することができる、という参加型の企画とした。用意されたシールを各自が選び、仮囲い上に配置されたキーワードの森の中、 「興味がある」「応援したい」場所を選び、そこに直接貼ってゆく。仮囲いの森の誕生から時が経つにつれ、そこには動物が育ち花や実がみのり、生態系はその姿を豊かに変化させていく。

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photo: momoko japan